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日本フードサービス協会

4月の外食市場、ファーストフード売上7.1%増

2017年5月26日 (金)

調査・データ日本フードサービス協会が25日発表した4月の外食産業市場動向調査結果によると、同月は前月に続き全体的に客足堅調で、一部業態では花見需要や歓迎会需要が高まり、2か月連続ですべての業態で客数が前年を超え、全体売上は4.7%増と8か月連続で前年を上回った。

このうちファーストフード業態の売上は7.1%の増加で、「洋風」は各社新メニューやキャンペーン商品が好調で9%増加。「和風」は、定食メニューが好調だったが、毎週末の販促キャンペーンが雨天と重なる場合が多く客数が減り、0.1%減とわずかに下回った。

「麺類」は、新メニュー好調とCM放映効果などで7.3%増。「持ち帰り米飯・回転寿司」は持ち帰りの一部で花見需要を取り込み6.1%増。「その他」は、アイスクリームが携帯会社とのコラボキャンペーンで客数が大幅上昇、12%増となった。

ファミリーレストラン業態は2.4%増。業種別では、「洋風」がキャンペーン品や高付加価値商品の売れ行き堅調で2.4%増。「和風」は、値頃感のあるメニューが堅調なところもあったが、平日の集客が伸びず0.1%減。「中華」は、価格高めの商品の訴求やクーポンの割引内容の見直しなどで客単価上昇、1.8%増となった。「焼き肉」は、歓迎会需要などを取り込み集客好調で7.4%増。

パブ・居酒屋業態は、飲酒業態が休前日の日数が前年より少ない中で、歓迎会需要の獲得などもあり客数が増えたが、客単価が伸びず0.2%減とわずかに下回った。「パブ・ビアホール」は、店舗増もあって5.1%増加。「居酒屋」は、引き続き店舗減のため、1.5%減となった。

ディナーレストラン業態は花見や歓迎会の需要もあり客数好調で5.2%増。喫茶業態は国産食材使用の新商品や夜の酒類の売れ行きが好調で4%増加した。