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川崎重工、209型ばら積運搬船引渡し

2017年5月26日 (金)
空白

荷主川崎重工業は26日、中国遠洋海運集団と共同運営している南通中遠川崎船舶工程で建造していた、クミアイナビゲーション社向け209型ばら積運搬船「ケーエヌアルカディア」が竣工し、同日引き渡したと発表した。

同船は、省燃費型の電子制御式ディーゼル主機関と、推進効率の高い形状のプロペラを採用したほか、プロペラ周りには川崎重工が開発したコントラフィン付セミダクト・カワサキフィン付ラダーバルブを装備することで燃料消費量の低減を図っている。

船体強度の信頼性向上のための新規則(CSR)を適用し、高い安全性を確保。燃料油タンクを二重船殻構造化し、海洋汚染防止の対策を施している。また、バラストタンクの腐食防止対策として定められた新塗装基準(PSPC)を適用し、塗装の高品質化を達成した。

■主要目
全長:300メートル
長さ(垂線間長):295.5メートル
幅(型):50メートル
深さ(型):25メートル
満載喫水(型):18.4メートル
総トン数:10万7753トン
載貨重量トン数:21万9473トン
貨物倉容積:22万7363立方メートル
主機関:CMD-MAN B&W 6G70ME-C9.2-TIIディーゼル機関1基
連続最大出力:1万5250キロワット×1分あたり66回転
航海速力:14.7ノット
定員:28人
船級:日本海事協会
船籍:シンガポール