ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

CRE、茨城県の大型施設「ロジスクエア守谷」竣工

2017年5月31日 (水)
空白

拠点・施設シーアールイーは5月31日、茨城県守谷市で開発を進めていた物流施設「ロジスクエア守谷」が竣工した発表した。

ロジスクエア守谷は常磐自動車道谷和原ICから2キロに位置し、国道294号線からも近く、つくばエクスプレス「守谷駅」、関東鉄道常総線「新守谷駅」から徒歩圏内とアクセスに優れる。

2万5445平方メートルの敷地に地上2階建て、延床面積3万4223平方メートルの大型物流施設で、1階部分のトラックバースを北側・東側の2面に、事務所を東西2か所に設け、マルチテナント型物流施設として複数テナントへの分割賃貸の対応も考慮した設計となっている。

床荷重は1平方メートルあたり1.5トン、有効高さは1階・2階ともに6.0メートル以上で2階は最高7.6メートルまで対応する。階層を2階建てに抑え、荷物用EVを4基、垂直搬送機を3基設けることで、取り扱う製商品の上下搬送に起因した時間的なロスの極小化に配慮し、スピーディーな入出荷オペレーションの実現を可能とした。

在庫保管型や流通加工型センターとしてのみならず、通過型クロスドックセンターとしての機能も兼ね備えた、さまざまな物流ニーズに対応する汎用性の高い施設となっている。将来的なオペレーション変更時の対応も想定し、垂直搬送機やドックレベラーの増設を可能とする構造、庫内空調設備設置の際の配管ルートや室外機置場・キュービクル増設スペースなどを確保した仕様とした。

BCP対策には、同社開発物件の標準装備である緊急地震速報システムの導入、AEDの設置や耐震型設備配管を採用。敷地内の舗装には、塑性変形抵抗性に優れ、わだち掘れの発生を抑制する「半たわみ性舗装」を全面採用している。さらに、従来は白色であった「半たわみ性舗装」に黒色顔料を添加して誘導ラインなどの視認性を高め、安全性を向上させた。

また、東側メイン出入口とは別に北側に普通乗用車用の出入口を設ける事で、トラック車両と動線を分離し、安全に配慮した車両動線計画としている。環境対策には、全館LED照明、人感センサー、節水型衛生器具を採用した。