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物流環境大賞に日通など4社、モーダルシフトで

2017年6月2日 (金)

ロジスティクス日本物流体連合会(物流連)は1日、「第18回物流環境大賞」に日本通運など4社を決定したと発表した。

大賞には日本通運、アサヒビール、キリンビール、日本貨物鉄道が受賞し、「協働による鉄道を利用したモーダルシフト」の取り組みが評価された。

昨年度から始まった日本物流記者会賞にケービエスクボタ、物流環境保全活動賞にFujisawaSST協議会とヤマト運輸、物流環境啓蒙賞に旭運輸、物流環境負荷軽減技術開発賞にユニエツクスとスタンレー電気、日立物流、物流環境特別賞に郵船港運、アクア、三井倉庫ロジスティクス、東芝ロジスティクス、横浜ゴム、浜ゴム物流、濃飛倉庫運輸、センコー、東京納品代行、百年住宅、ランテック、井村屋――を選定した。また、今回特例として設定した「物流連会長特別賞」には、 創価大学安田ゼミSKYSTACKが受賞した。

アサヒビールとキリンビールは、自社製品の北陸エリア向け輸送でのCOS排出削減とトラックドライバー不足の輸送力低下リスクへの対応を図るため、従来のトラック輸送から鉄道へのモーダルシフトを行った。

モーダルシフトの実施にあたり、両社とも製品の生産拠点を関西地区へ変更したうえで、日通がJR貨物の吹田貨物ターミナル駅で受託し、鉄道利用運送で一体的に金沢貨物ターミナル駅まで輸送したのち、近隣にある日通物流センターで荷捌き・保管を行い、物流センターから先の配送はアサヒビール・キリンビールそれぞれが担当した。

これにより、CO2排出削減や、生産拠点の変更や物流センターの開設などで環境負荷低減と物流効率化となる取り組みとして評価された。

表彰式は30日に第一ホテル東京で開催される定時総会の席上で行う。