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東京都、立川市・広域防災倉庫の一部活用開始

2017年6月2日 (金)

行政・団体東京都は1日、東京全体の防災力強化に向け昨年度に取得した立川市にある旧立川政府倉庫を同日から「多摩広域防災倉庫」として施設の一部の活用を開始したと発表した。

この倉庫は、災害対応機関が高度に集積する立地上の位置づけや強みを活かし、救出・救助、医療活動、物資調整、訓練・普及啓発など災害対応力を向上させる広域的な防災拠点。

施設は、敷地面積2万2420平方メートル、延床面積1万7787平方メートルの2階建てで、倉庫棟2階と倉庫前オープンスペースを活用開始する。

2階は部食糧・生活必需品などを保管する防災備蓄倉庫として使用。東京都での備蓄に加え、多摩地域の自治体や日本赤十字社も使う。オープンスペースは、平時には防災訓練、普及啓発活動の実施場所として、発災時には全国からの支援物資の集約、輸送作業を行うほか、関係機関の全国からの応援部隊の参集スペースなどに使用する。

施設の改修工事を進め、2019年度に施設全体の活用を開始する。残るスペースの倉庫棟1階は、救出・救助活動や支援物資の荷役作業に必要な資機材や車両を保管、管理棟・作業棟・事務所棟は、平時には防災関係機関が行う訓練や普及啓発活動として、災害時には防災関係機関の連絡調整を行う場所として使う。