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モーダルシフト向け省エネ新造船「フェリーしまんと」

2017年6月6日 (火)

ロジスティクスオーシャントランス(徳島市)は5日、省エネ・省メンテナンスを追求したモーダルシフト向け新造船「フェリーしまんと」が、シップ・オブ・ザ・イヤーで、「大型客船部門賞」に受賞したと発表した。

日本船舶海洋工学会主催のシップ・オブ・ザ・イヤーは、毎年日本で建造された話題の船舶の中から、技術的・芸術的・社会的に優れた船を選考して与えられるもので、ことしで27回目。

大型客船部門の部門賞に選ばれたフェリーしまんとは、省エネ・省力・省メンテナンスを追及し、国内海上輸送の物流生産性革命とモーダルシフト推進の「旗艦船」となることを目指すシンプルなフェリー。

13メートルトレーラー188台、乗用車80台、旅客266人を積載する能力を持ちながら、エネルギー消費を抑えた船体設計と一機一軸型を採用し、前船に比べ20%の省エネを実現している。

■「ふぇりーしまんと」概要
船名:フェリーしまんと
竣工:2016年5月16日
総トン数:1万2636トン
全長:191メートル
幅:27メートル
速力:22.4ノット
主機:MITSUI-MAN B&W 9S50ME-C8.2 1万5705キロワット
積載貨物・旅客数:13メートルトレーラー188台、乗用車80台、旅客266人
特徴的な構造・艤装品:オートラッシングシステム、船内ブロードバンドLAN