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名村造船、8万トン型バルクキャリア引渡し

2017年6月9日 (金)
空白

荷主名村造船所は8日、伊万里事業所(佐賀県伊万里市)で建造していたカーディナルマリタイム社向け8万2000トン型ばら積船「XING LE HAI」を同日に引き渡したと発表した。

同船は、石炭、鉄鉱石などを運搬するパナマックスバルクキャリアで、共通構造規則(CSR)規則を適用した高い推進性能と省燃費性能、積み高の極大化を追求した船型。

省エネ船尾付加物の装備や風圧抵抗低減を図った移住区形状の採用による推進性能の向上とともに、電子制御式主機関で燃料消費量を抑えている。

バラスト水管理条約発効に先立ち、バラスト水処理装置を搭載しており、バラスト水の水質を制御することで海洋環境に配慮。主機関・発電機関は海洋汚染防止条約(マルポール条約)によるNOx排出規制(ティア2)に適合した機種を採用。また、機関部冷却システムには、セントラル清水冷却方式を採用し、船内メンテナンス作業の軽減を図っている。

■主要目
全長:228.99メートル
幅(型):32.26メートル
深さ(型):20.1メートル
総トン数:4万4398トン
載貨重量:8万1361トン
主機関:MAN B&W 6G60ME-C9.2 1基
定員:25人
船級:NK
船籍:香港