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海事協会、船級証書など電子ファイルで提供開始

2017年6月12日 (月)

ロジスティクス日本海事協会は9日、船舶の船級証書と各種条約証書を電子ファイルで提供する電子証書システム「ClassNK e-Certificate」を15日から稼動し、海事協会登録のリベリア籍船舶を対象に、船級協会としては初となる包括的な電子証書サービスを開始すると発表した。

海事協会は、船社業務の円滑化を目指し、船級証書と各種条約証書を電子ファイルで提供する電子証書システムを開発。このシステムは2016年4月に策定された国際海事機関(IMO)の「電子証書に関するガイドライン第2版」に準拠し、電子ファイルによる証書の送受信に加え、証書に改ざんなどがされていないことを証明する有効性の確認をオンライン上で可能にするもの。

昨年10月からリベリア主管庁・協力船社の支援を得て運用試験を進めてきた。ことし4月にはリベリア主管庁から同システムがIMOガイドラインの要件を満たしていると認定され、同国籍船に関わる電子証書発行の代行権限を取得した。

今回、システムの運用試験完了を受け、海事協会登録のリベリア籍船舶を対象として、船級協会として初となる包括的な電子証書発行サービスを開始することとなった。また現在、複数の旗国から電子証書に関わる代行権限を取得するため、段階的に働きかけを行っている。

同システムによる電子証書の発行には、申込書の提出が必要となっており、申込書はトップページのリンクまたは専用ページでダウンロードできる。

■専用ページ
https://e-certificate.classnk.or.jp/CERF09920.aspx