下請け運賃値崩れ防止するマッチングサイト

サービス・商品貨物利用運送事業を営むキャリーテック（大阪府吹田市）は12日、運送業者間の相場運賃をトラックサイズと距離で算出し、下請け運賃の値崩れを防ぐマッチングサイト「キャリーオン」を同日オープンしたと発表した。

このサイトでは、従来の運送マッチングサイトと異なり、トラックサイズと運送距離から運送業界の相場運賃を算出し、同社が設定した距離に応じた運賃で運用する。これにより「極端な」低運賃での運送受託を防ぐ。

例えば、愛知県小牧市から埼玉県桶川市まで374キロの場合、大型6万1230円、4トン4万2047円、2トン3万8304円といった具合に算出する。運賃設定は相場運賃の95％の運賃を下限とし、上限はない。

また、新システムとして「オファー」機能を搭載。この機能では登録した荷物を運送できそうな空きトラックに打診することができるもので、一つの荷物情報に対して複数のオファーを出すことができる。オファーに対し、一番最初に応じたユーザーと成約になる。成約手数料は5％で、受注者が負担する。

これらのサービスを提供するキャリーオンは月額4000円で使用できるが、2018年3月までは月会費が無料となる。

■「キャリーオン」サイト
https://www.carryon-logi.jp/