メキシコ競争当局、邦船三社含む7社に制裁金

話題メキシコの連邦競争委員会（COFECE）は、9日付でチリ船社のCSAV、川崎汽船、商船三井、日本郵船、ワレニウス・ウィルヘルムセン・ロジスティクスなど7社が自動車の海上輸送で同国独占禁止法に違反していたとして、総額5億8166万ペソ（34億6000万円）の制裁金を課すと発表した。

制裁対象はCSAV、川崎汽船、川崎汽船アメリカ、商船三井、商船三井バルクシッピング、日本郵船、ワレニウス・ウィルヘルムセン・ロジスティクスの7社。

委員会による発表を受け、対象7社のうち商船三井グループの2社は12日、正式調査開始前に違反行為を取り止めていたことに加え、制裁免除（リニエンシー）制度の適用申請が認められたと発表。「名目的」な納付分（112.26ペソ＝668円）を除くすべての制裁の免除を受けたとしている。