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費用2割で手持ちと同等速度、日通・印向け航空混載

2017年6月14日 (水)

ロジスティクス日本通運は14日、午後に集荷すれば翌日午後にインド・デリーで通関できる航空混載サービスの販売を15日から開始すると発表した。就労ビザを持つ人員と高額な費用が必要な「ハンドキャリー」の課題を解消しつつ、低コストながら同等のスピードで提供する。

羽田空港発深夜フライトを活用し、出荷日の翌日早朝にデリー空港へ到着する「業界最速リードタイム」を保証。羽田の日通保税上屋へ20時までに搬入すれば当日中のフライトに搭載する。国内航空網が充実している羽田を利用するため、全国各地からの集荷が可能。

羽田空港内で国内・国際貨物両方を取り扱う上屋をフォワーダーで唯一、運営する強みを活かし、国内線で到着した国際貨物を空港内で仕分けし、そのまま国際線へ積み込む。日通の試算によると、空港間運賃はハンドキャリーの1-2割程度で、デリー到着後もインド日通のデリー支店の自社輸入通関・国内配送手配に対応する。

デリー周辺のハリヤナ州とラジャスタン州では、日系企業を含めて工業団地への進出が活発化しており、特に自動車関連企業が目立つ。これに伴い、日本からの部材、試作品、工場設備の緊急輸送需要が増加していることから、「インディアン・ミッドナイト・エクスプレス」の商品化に踏み切った。