日立産業制御、俯瞰映像と画像解析で物流現場改善

サービス・商品日立産業制御ソリューションズは14日、俯瞰映像と画像センシングを活用し、製造・物流現場の業務改善を支援する状況収集・可視化システム「VSIP」の提供を開始すると発表した。

カメラ映像から収集した情報から現場全体の人・モノの動きを把握し、改善の気付きを促すもので、16日から提供をはじめ、製造業や流通業を中心に同システムを販売する。2020年度に80億円の受注を目指す。

VSIPは、カメラ映像から取得した情報を活用して現場の状況を可視化することでIoTの環境構築を図るシステムで、複数台の360度カメラ映像を合成することにより、広域な製造・物流現場を上空から見下ろした1枚の俯瞰映像で表示する。

俯瞰映像に人やモノの動態などの情報を、色が変化する図として重ねて表示し、現場全体の状況を把握しやすくする。これにより、課題の気づきを促し、業務改善につなげてもらう。

価格は初期導入費と月額利用料で構成し、いずれも個別に見積もりを行う。

■VSIPの詳細
http://info.hitachi-ics.co.jp/product/vsip/