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小中学校に海事専門家「出前」、神戸

2017年6月15日 (木)

ロジスティクス神戸運輸監理部は15日、神戸大学、神戸市教育委員会、海事関係事業者とともに構成する神戸海事地域人材確保連携協議会が小中学校に海事専門家を派遣して行う海の「出前授業」を今年度も実施すると発表した。

6月22日に市立妙法寺小学校で3年生を対象に行うのを皮切りに、同月28日に市立灘小学校、7月13日に市立星和台中学校と3回にわたって「出前」する。

この取り組みは、船員や海事産業の担い手の確保・育成の一環として、小中学生に「海」「船」に関する理解を深めてもらい、将来、船員などが「なりたい職業」の選択肢となるよう、関係団体と連携して2008年度から行っている。

協議会の会員である神戸市みなと総局が中心となって全面改訂した社会科系教材「海とみなとがしごとのぶたい」は、神戸市内のすべての小学3年生、中学2年生に配付されている。

出前授業は、同教材を活用しながら海運の重要性や外国との貿易に活躍する船の紹介のほか、「船やみなとで働く人たち」を紹介し、海事知識を総合的に深める内容となっている。

今年度はすでに小学校7校、中学校1校(合わせて681人)から出前授業の実施希望が寄せられているという。