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プロロジス、兵庫県で26万m2の物流施設群開発着手

2017年6月16日 (金)
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話題プロロジスは16日、兵庫県猪名川町で物流施設5棟、総延床面積26万平方メートル(7.8万坪)にのぼるプロジェクトの開発に着手した。

今秋にも開設される新名神高速道路「川西IC」から2キロの土地(45.2万平方メートル)にマルチテナント型1棟と特定の企業専用型4棟を建設する計画で、造成工事を経て2019年11月末にも最初の施設に着工、21年夏頃までに竣工する。

このプロジェクトは、猪名川町が産業拠点築に位置付けた44.5万平方メートルの土地をに対し、建設コンサルタントのオオバ(東京都目黒区)とともに「物流施設の集積拠点」として開発・運営することを提案。その結果、優先交渉事業者に選定され、17年2月に町と基本協定書を交わし、3月に開発許可を取得していた。

官民一体となって整備する物流施設集積拠点としては国内最大規模で、プロロジスの開発実績としても国内最大になるという。

17年秋には開発地から2キロのところに新名神高速道路川西ICが開通する予定で、大阪市内への配送、京都方面から広島方面まで西日本各地へ効率的に接続が可能となることから、同社は「先進的物流施設の一大集積拠点を開発することで、多様な業種の事業者へ、西日本全域をカバーできる新たな物流ハブを提供する」と意気込む。

また、プロジェクト用地周辺の住民や施設で働くテナントの従業員が利用できる4000平方メートルの公園、ドクターヘリの発着や災害時の消防活動拠点・避難拠点として活用できる8000平方メートル超の防災広場を整備し、猪名川町へ提供する。

開発に際しては、国土交通省がICTを活用して建設プロセスの生産性を高める取り組みとして推進する「i-construction」(アイコンストラクション)を積極的に取り入れる。

■プロロジス猪名川プロジェクトの概要
開発地:兵庫県猪名川町肝川・差組地内
開発区域面積:45万2000平方メートル(13万7000坪)
計画総延床面積:25万8000平方メートル(78000坪)
計画施設:マルチテナント型施設1棟、BTS(特定企業専用物流)型施設4棟
事業期間:2015-25年度
開発スケジュール
2017年6月:造成工事開始
2019年11月末:造成工事完了、第1棟開発着手
2021年春-夏:第1棟竣工