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貨物情報をリアルタイムに可視化するIoTシステム

2017年6月19日 (月)

▲試作版センサーユニット

サービス・商品ソリトンシステムズ(東京都新宿区)は19日、貨物輸送時の情報をリアルタイムに可視化するシステム「Soliton IoT Sensor Unit」を製品化し、17年秋をメドに販売開始すると発表した。

センサーユニットは、温度、湿度、気圧、衝撃加速度、傾斜角、照度、バッテリー電圧値のトレースが可能。BLE(Bluetooth Low Energy)通信によりスマートフォン経由でクラウドシステムへセンサーデータの送信を行う。あらかじめ設定した数値を超えた際にアラートメールで通知する。

バッテリーは2Way方式を採用。リチウム乾電池とボタン電池に対応可能で、リチウム乾電池の場合マイナス40度の環境下で2年間の連続動作を可能とする。また、航空機輸送に対応するため、ボタン電池での動作も可能としている。

センサーユニットには大容量の内蔵メモリを実装。クラウドシステムへの通信が途絶えた場合、40日分のデータを内部に保持する。通信が復旧した時に、内部メモリに蓄えておいたデータをまとめてアップロードすることができる。

センサーデータの受け渡し、ユーザ管理画面用コマンド制御など、外部サービスとの連携するためのAPIも提供する。

価格はセンサーユニットが3000円(税別)でクラウドサービス利用料が別途必要となる。