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神戸港緊急調査「ヒアリ」確認、毒性強く注意呼びかけ

2017年6月19日 (月)
空白▲コンテナヤードでの調査(以下、出所:環境省)

話題環境省と兵庫県は18日、尼崎市で5月26日に強い毒性を持つ南米原産の特定外来生物「ヒアリ」が国内で初めて確認されたことを受け、尼崎市と共同で16日に「ヒアリが付着していたコンテナ」の留置地点周辺で緊急調査を実施した結果、コンテナが一時保管されていたポートアイランド(神戸市中央区)のコンテナヤードでヒアリの個体を確認したと発表した。

ヒアリは強い毒性を持ち、刺激すると刺される場合があるため、県では「生きた個体を素手で触らないでほしい」と注意を喚起するとともに、ヒアリと疑わしき個体や巣を発見した場合、踏みつけたり巣を壊したりといった刺激を与えず、連絡するよう関係地点の周辺住民に呼びかけている。

▲採取したアリ

16日の緊急調査は専門化を交えてポートアイランドのコンテナヤードで実施。舗装面の亀裂部などに「ヒアリに酷似した個体」を確認したため、集中的な殺虫剤などによる緊急防除を開始。専門家に採取したサンプルの種の同定を依頼した結果、これらのサンプルがヒアリだったことが18日に判明した。

県では、刺された場合の対応として「まずは20-30分程度安静にし、容態が急激に変化することがあれば最寄りの医療機関を受診してほしい。受診の際は、『アリに刺されたこと』『アナフィラキシー(重度のアレルギー反応)の可能性があること』を伝えてほしい」としている。

■問い合わせ先
<神戸市>
神戸市ヒアリ相談テレホンセンター
TEL:078-322-6250(9時から17時まで)

<神戸市以外>
環境省近畿地方環境事務所野生生物課
TEL:06-4792-0706

■環境省資料「ストップ・ザ・ヒアリ」(ヒアリの特徴、生態・駆除方法・刺されたときの対処方法などの参考)
https://web.pref.hyogo.lg.jp/nk20/documents/sutoppu_za_hiari.pdf

■今回(6/16)ヒアリが確認された場所、5/26にヒアリが確認された場所