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トピー工業、印ホイールメーカーと合弁事業合意

2017年6月19日 (月)

荷主トピー工業(東京都品川区)は19日、インドのスチールホイールメーカー「ホイールズインディア社」との合弁会社を同国に設立し、乗用車用スチールホイールの製造・販売事業を行うことで合意した、と発表した。出資比率はホイールズインディア社が74%、トピー工業が26%。

合弁会社は、ホイールズインディア社がハリヤナ州バワール工場とタミル・ナドゥ州パディ工場の乗用車用スチールホイール事業を切り離し、新会社「WILカーホイールズ」を9月に設立した後、トピー工業が新会社の株式26%取得する。

合弁事業の背景には、自動車生産の拡大と競争の熾烈化が世界的に進み、主要自動車メーカーが各国で共通プラットフォーム車種の生産を拡大、「どこへでも共通設計のホイールを供給できる」よう、グローバルサプライヤーへの要求が高まっていることがある。

トピー工業はこうした自動車メーカーの要求に対応し、これまでも日本、米国、中国、メキシコに生産拠点を展開するとともに、海外の乗用車用スチールホイールメーカーと提携し、グロ―バル供給体制の構築を図ってきた。

今回の合弁事業では、これまでも技術提携を結んでいたホイールズインディア社との関係を深め、同国で共通設計のホイールを供給できるようにする狙いで「中長期的に自動車生産の拡大が見込まれるインド市場で、需要を確実に捕捉」しつつ、世界における自社の存在感を高める。