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ハコブ、トラック荷待ち時間記録義務付けに対応

2017年6月20日 (火)

サービス・商品Hacobu(ハコブ、東京都港区)は20日、国土交通省が7月1日以降義務付けるトラック待機時間の記録を、ドライバーの負担を増やすことなく導入できる仕組みを6月1日からリリースしたと発表した。

国交省は5月31日、トラックドライバーの荷待ち時間などの実態把握や解消に向け、「貨物自動車運送事業輸送安全規則」を一部改正し、荷待ち時間などの記録を義務付けることを公表した。

ハコブは、自社が提供する車載端末「MOVO(ムーボ)スティック」を利用することで、車両の位置情報をリアルタイムに把握し、登録地点の待機時間を分析する仕組みを開発。求貨求車機能、動態・運行管理機能一体型システム「MOVOクラウド」のデータベースに、実際の待機時間のデータを蓄積してきた。

ムーボスティックは、トラックのシガーソケットまたはOBDポートに挿しっぱなしにするだけで、リアルタイムに位置情報を捉える。あらかじめ集荷・配送先の地点情報を管理者側で登録しておくことで、ドライバーは何もしなくても、特定地点に到達した時刻・出発時刻を記録し、日報として保存できる。

▲MOVOによる待機時間記録の画面イメージ(出所:Hacobu)

さらに、必要に応じて、携帯電話やスマホでも使えるツールを併用することも可能で、荷積み・荷下ろしの正確な時刻もワンタッチで正確に記録する。

6月1日から、容易に待機時間の記録を可能にする仕組みを製品版をリリース。市販の通信型デジタコに比べ格安で購入できるMOVOスティック」と、月額定額のクラウドサービスによって、幅広い運送事業者と荷主が、待機時間の課題に取り組めるよう支援する。