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国交省、全国125港に「ヒアリ」緊急点検要請

2017年6月21日 (水)

行政・団体国土交通省は19日、中国から神戸港に輸入された海上コンテナ内で強毒性の「ヒアリ」が発見されたことを受け、全国125港に緊急点検を要請した。

ヒアリが見つかったコンテナは中国・南沙港から5月20日に神戸港に運び込まれたものだったことから、「南沙港からの貨物の取り扱いがある港湾」に対し、施設を点検して6月22日までに結果を報告するよう求めた。

この指示を受け、名古屋港では南沙港経由のコンテナ船が着岸している飛島ふ頭南コンテナターミナル、鍋田ふ頭コンテナターミナルで21日12時から「目視による緊急点検」を実施すると発表。

地方港でも南沙港からの貨物がなかったかどうかを調べる動きが広まっている。

富山県では20日、国交省からの要請を受けてこれまでの取扱貨物を調べたところ、5月20日に南沙港を出港したコンテナ1本が富山新港の国際物流ターミナルに6月4日から7日、12日から18日の延べ11日間保管されていたこと、係留中のコンテナ船にも南沙港からのコンテナ4本があったことを確認。

20日11時30分からコンテナを保管していた場所と周辺を、16時30分からコンテナ船に積載されていた「コンテナの外側」からそれぞれ点検した結果、「ヒアリと疑われるもの」は見つからなかったという。

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