ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

川崎重工、シンガポール向け8.2m3型LPG船受注

2017年6月26日 (月)

荷主川崎重工業は23日、シンガポールのクミアイナビゲーション社と8万2200立方メートル型LPG運搬船1隻の造船契約を締結した。

同船は、川崎重工がこれまでに受注した60隻目のLPG運搬船で、同型船としては10隻目となる。坂出工場で建造し、2020年に竣工・引き渡す。

同社が開発した船首形状を採用し、航走時に船首部に発生する波を極限まで減少させ、推進性能を大幅に向上。主機関には省燃費型の電子制御式ロングストローク2サイクル低速ディーゼル機関を採用し、プロペラ周りに省エネ付加物を装備することで燃料消費量の低減を図っている。

また、国際海事機関(IMO)により20年から施行開始となるSOx(硫黄酸化物)排出規制に適応するため、排ガス浄化装置であるSOxスクラバーを採用する。クミアイナギゲーション向けに受注済みで19年竣工のLPG運搬船にも、川崎重工建造船として初めて同装置を搭載する。

■主要目
全長:230メートル
長さ(垂線間長):226メートル
幅(型):37.2メートル
深さ(型):21メートル
夏期満載喫水(型):11.2メートル
タンク容量:8万2200立方メートル