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商船三井、次世代型船舶管理実用化へ共同開発

2017年6月26日 (月)

ロジスティクス商船三井は23日、三井造船と次世代型船舶管理支援システムの実用化・商品化に向けた共同開発を進めると発表した。

三井造船が提供するデータ収集装置を通じ、商船三井の運航船から収集した実海域でのリアルタイムな運航状況や機器の運転状態などのデータを用いて、次世代型船舶管理支援システムの開発を進める。

▲次世代型船舶管理支援システム構成イメージ(出所:商船三井)

実船から収集した短周期・多数のデータについてさまざまな角度から分析を行うほか、AIなどのICTの要素技術を取り入れることにより、海難事故防止や機器故障予防、最適運航支援などの実現を目指する。

両社は、国土交通省の2017年度「交通運輸技術開発推進制度」の研究課題に採択された「自律型海上輸送システムの技術コンセプトの開発」の共同研究にも参画。この研究目的は、船舶の自動・自律運航技術導入のロードマップ作成を目的とするもので、効率的な海上輸送システムの実現を早めることができる。

共同開発は2社で進めていくが、オープンイノベーションの取り組みとし、賛同するエンジン・発電機製造メーカーなど海事クラスター各社のイノベーティブな要素技術を取り込みながら、次世代型船舶管理支援システムの実用化・商用化を目指す。