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日本特殊陶業、タイに自動車用センサー新工場建設

2017年6月27日 (火)

拠点・施設日本特殊陶業は26日、自動車用各種センサーの需要拡大に対応するため、タイに新工場を建設すると発表した。

世界各国でますます厳しくなる燃費・排ガス規制の強化に伴い、排ガス中の酸素濃度を検出するセンサーをはじめとした各種センサーの需要が拡大しつつある。

同社のタイ現地法人であるタイNGKスパークプラグ社は、アジア諸国の自動車用センサーの製造拠点として、2010年に生産を本格的に開始。今回、各種センサーの生産拡大に伴い、既存工場に隣接する土地へ新たに工場の建設を行うことを決定した。従来からタイNGKで生産しているジルコニア酸素センサーと温度センサーに加え、新たに全領域空燃比センサーを生産する。

17年11月に新工場の建設に着工し、完成次第、段階的に生産を開始する。新工場建設と能力増強に伴う投資額は120億円で、23年までに、タイNGKでのジルコニア酸素センサーの生産能力を2倍に、温度センサーの生産能力を2.5倍まで引き上げる方針。

■新工場概要
社名:タイNGKスパークプラグ
所在地:Amata Nakorn Industrial Estate (Phase 8 : G864) Tambol Panthong, Amphur Panthong, Chonburi 20160, Thailand アマタナコン工業団地内(バンコク市内から南東65キロ)
生産品目:ジルコニア酸素センサー、温度センサー、全領域空燃比センサー
建物延床面積:3万4700平方メートル(4階建て)
着工:2017年11月
竣工:2018年9月末予定
投資金額:120億円(建屋・設備)