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関東運輸局、水産系高校生17人に貨物船の船内見学

2017年6月28日 (水)

ロジスティクス関東運輸局は27日、田口汽船(大分県佐伯市)の貨物船「第58日祥丸」で、千葉県立館山総合高等学校海洋科3年生17人(航海科5人、機関科12人)を対象に船内見学会を14日に行ったと発表した。

見学会では、一度に多くの水産系高校の生徒に内航船の実態について理解を深めてもらうため、関東運輸局として初めて取り組んだ事業で、関東地方船員対策協議会、田口汽船、伊豆七島海運の協力を得て、停泊中の貨物船で実施した。

当日は、東京都江東区の辰巳埠頭に停泊中の第58日祥丸に生徒17人、引率教員3人が2班に分かれて乗船し、船橋や機関室、居住区、貨物倉を巡りながら説明した。

参加した生徒からは、学校の実習船にはない機器などについて質問があがり、「普段見ることができない船の中を見学できて良かった」「内航海運の仕事に魅力を感じた」「将来の進路選択の参考になった」といった感想が寄せられた。

関東運輸局では、若年内航船員の確保・育成を図るため、管内で船員を目指して勉強中の水産系高校の生徒に対し、将来の職業選択肢の一つとなるよう、内航海運業の講話や、旅客船・貨物船の就業体験を実施している。

(画像の出所:関東運輸局)