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荷物預かりのエクボクロークが福岡進出

2017年6月28日 (水)
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サービス・商品荷物一時預かりシェアリングサービス「ecbocloak」(エクボクローク)を運営するecbo(エクボ、東京都渋谷区)は28日、福岡市と北九州市へ進出すると発表した。

エクボクロークは、1月に東京都内でスタートした「荷物を預けたい人」と「荷物を預かるスペースを持つ店舗」とをつなぐシェアリングサービスで、カフェやショップを荷物預かり所として「おもてなし体験」を提供する。4月に京都、5月には大阪でオープンしている。

福岡を訪れる外国人は年々増加し、福岡空港、博多港からの入国者は2015年には200万人を突破、11年からの4年間で東京以上の伸び率となる3.5倍に増えたが、「福岡空港から電車で5分で行ける博多駅のコインロッカーで荷物を預けて観光をしたいと思っても、全コインロッカー1167個のうち大型の荷物が入るものは180個しかない」(同社)という。

地理的にアジア各国から近いことが訪問率の高さにつながっている形で、同社は「博多や天神のエクボクローク加盟店で荷物を預ければ、そのままスムーズに散策できる」と、同社の福岡進出が現地観光に寄与する効果を強調する。

スタート時点では、博多エリアには博多の暮らしと文化に触れられる「博多町家ふるさと館」や博多駅目の前のコワーキングスペース「BASES福岡」などが加盟しているという。

今後は「訪日外国人旅行者がストレスなく、快適に観光を満喫できる環境整備」を推し進め、17年度中に全国1万店舗の加盟を目指す。具体的には札幌・名古屋・沖縄などを進出先として想定している。