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国交省、基準緩和車両認定「最長4年」に延長

2017年7月5日 (水)

行政・団体国土交通省は5日、基準緩和車両の認定制度を改正し、Gマーク認定事業所の基準緩和有効期間を最長4年まで段階的に延長すると発表した。

長大・超重量物を輸送するトレーラーの基準緩和車両には条件や運行に必要な安全・環境上の制限が課されているが、これらのルールを守らずに運行し、事故を引き起こす例があり、指導強化を求める声も上がっている。一方、トラック運送業はドライバー不足で現場要員の確保が深刻な問題となっていることから、今回の改正では管理部門の負担軽減を望む声にも配慮した。

具体的には、Gマーク認定事業所で適切に事業用車両を運行している場合、基準緩和の有効期間を従来の2年から段階的に延長し、最長4年とする一方、「基準緩和認定で付された条件や制限に違反し、重大事故などを引き起こした基準緩和自動車」に対しては、道路運送車両法に基づく立入検査を速やかに実施。違反内容を確認し、「認定の一発取り消し」を含めて厳正な処分を行う。

また、特大車両の先導などを行う誘導車に緑色の点滅灯火の装備を認める基準緩和の認定対象を拡大し、特殊車両通行許可の条件として道路管理者から配置を求められた誘導車を追加する。