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マシナリー事業でシンクロン社のソリューション採用

ブラザー工業、保守部品在庫最適化へ体制整備

2017年7月12日 (水)

荷主ブラザー工業は、マシナリー事業でクラウドベースのシンクロン・インターナショナル社製保守部品在庫最適化ソリューションを採用した。シンクロン社が12日に発表した。

工作機械は、20年以上の長期にわたって継続使用されることが多く、機械が停止した場合の影響の重大性から、工作機器メーカーはできる限り稼働を止めることのないよう、必要な保守部品を必要な時、場所に最適配置しなければならない。

ブラザーは納品先の自動車・機械メーカーの生産ラインを止めてビジネスに影響を及ぼすことがないよう、ダウンタイム(機械停止時間)短縮の取り組みを進めていたが、その一環として保守部品の即納率向上に向けた活動を実施する中、過剰在庫が発生し、高い即納率の維持と在庫削減の両立が課題となっていた。

同社のマシナリー事業は、海外比率が7割を超えており、世界に広がる保守部品在庫を単一インターフェースで可視化・管理できる仕組みを求め、シンクロンのソリューションを導入。保守部品の在庫管理プロセスをシステム化、自動化し、過剰・陳腐化在庫を削減しつつ、必要な部品を素早く最適に供給できる体制を構築する。

まずはマシナリー事業の日本と中国の自社倉庫に適用し、その後、ほかの地域にも拡大していく計画で、他事業への展開も検討する。