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「次世代物流拠点」運営でエスプールとサトーが提携

2017年7月12日 (水)

話題エスプールは12日、通販の発送代行を手がける物流子会社、エスプールロジスティクスがサトーホールディングス傘下で業務改善コンサルティングや情報システムの企画構築を担うサトーソリューションアーキテクトと共同で、RFID、音声・画像認識など最先端の自動認識技術を導入した物流センターを開発するとともに、荷主企業を対象としたRFIDの導入支援で営業協力すると発表した。

作業者の確保が難しさを増す物流現場では、ロボットなど作業の代替や生産性向上が急がれている。大幅な業務改善を実現するRFIDの導入を検討する荷主企業も増えていることから、両社はRFIDを中心とした自動認識技術を備える最新物流センターを共同で運営し、荷主企業への営業も共同化することで合意した。

▲自動認識システムと音声認識システム導入のイメージ

エスプールロジスティクスは、通販商品の発送代行サービスが急拡大中で、ことし1月には3拠点目となる物流センターを開設。サトーソリューションアーキテクトは製造・物流・流通業を中心とした業務改善を得意としており、物流現場でRFIDや音声認識などの技術を用いたソリューションによる作業効率の改善に定評がある。

今回の提携では、エスプールロジスティクスが運営する物流センターに、サトーソリューションアーキテクトの業務改善をベースとした自動認識技術を導入し、取扱品種や事業規模を問わず「あらゆる企業が、RFIDの最先端技術を活用できる環境」を整える。

エスプールロジスティクスの物流センターでは、作業効率の大幅な向上でコスト削減、従業員の働き方改革を同時に実現するとともに、タイムリーな在庫管理や自動発注の仕組みも整う。初年度で50社からの新規受注を目指す。