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商船三井、次世代型状態監視システムを新造船に搭載

2017年7月19日 (水)

ロジスティクス商船三井は19日、新たに建造する運航船2隻に、ClassNKコンサルティングサービスが提供する次世代型機関状態監視システム「ClassNK CMAXS」(クラスエヌケー・シーマックス)を搭載すると発表した。

クラスエヌケー・シーマックスは、主機関向けのデータ分析機能「CMAXS e-GICSX」(シーマックス・イージックスエックス)と発電機関向けの機関運用支援サービス「CMAXS-LCA」(シーマックス・エルシーエー)を組み合わせたシステム。

シーマックス・イージックスエックスは、主機関に設置された複数のセンサーデータだけではなく、気象・海象といった航海データを包含するビッグデータの相関関係を最新のデータ解析技術を用いて船内で解析・監視することで、的確な異常診断を行うもの。

シーマックス・エルシーエーは機器の種類を問わず診断とサポートを行うことができる統合診断プラットフォーム。自動異常診断や自動状態診断、トラブルシュート機能を装え、異常発生時の点検や復旧作業の指示などを自動的に提示する。

これらを組み合せたクラスエヌケー・シーマックスは、運航モニタリングシステムを活用して乗組員が気付けない機関の異常の予兆を検出し、機関トラブルの未然防止や運航停止時間の極小化を実現する。