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イマージョン調べ

残業が長い業種、運輸・ICT・建設業が上位

2017年7月20日 (木)

話題調査会社のイマージョンが20日に発表した「残業実態調査レポート」によると、全国の企業勤務社3417人を対象に5月にインターネット調査を行った結果、全産業平均で月平均30時間弱の残業が発生し、うち5.1%は過労死ラインを超える残業量となっていたことがわかった。不払い(サービス)残業も4割以上存在し、特に運輸、ICT関連、建設などが残業時間の上位にあがった。

調査結果から、同社は「縦割りの弊害による仕事の平準化不足が組織内の特定部門・部署でいびつな残業集中を発生させている」と分析。残業の原因として「業務プロセス」が最大の要因となっており、「業務の肥大化が残業を助長している」との見方を示した。

また、残業時間を削減するには「仕事に集中できる割り込み防止」「業務量・時期に合わせた柔軟な労働時間の設定」「残業削減への評価」「残業が削減しても収入が減らない報酬制度」などが大きな効果を上げるとして、仕事に集中できる時間を確保することが重要だと指摘している。