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旭化成、海外で低燃費タイヤ向けゴムの生産増強

2017年7月24日 (月)

荷主旭化成は24日、シンガポールで低燃費タイヤ向け溶液重合法スチレンブタジエンゴム(S-SBR)の生産能力を増強すると発表した。

低燃費タイヤの市場が急速に拡大し、今後も高い成長が見込めるとして生産能力を年産3万トン増強し、2系列で合わせて13万トンの生産能力を確保する。

S-SBRは、連続重合プロセスを主力に独自の技術開発でタイヤの低燃費性とブレーキ性能を高い次元でバランスさせながら、耐摩耗性や操縦安定性の改良を実現。現在は神奈川県、大分県、シンガポールに製造拠点を構えている。

シンガポールでは2013年から生産を開始し、新開発の高性能銘柄を投入するなど市場の要求に対応してきたが、さらに需要が拡大してきていることから、顧客ニーズに応えられる供給体制へと拡充を図るため、生産能力を増強することにした。