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NEC、中国で医薬品倉庫管理拡販、九州通と協業

2012年3月30日 (金)

メディカル日本電気(NEC)は30日、シノジャパン、中国の大手医薬品流通卸会社「九州通医薬集団」(九州通)と、中国で医薬品卸企業向け倉庫実績収集管理ソリューションの拡販で協業すると発表した。

 

協業は、九州通の倉庫管理システム(WMS)と、シノジャパンの高速Web通信ミドルウェア「@Hyway」を搭載したNEC製「アジャイルMESゲートウェー」を組み合わせた倉庫実績収集管理ソリュ-ションを、中国全土の医薬品卸企業などに共同で拡販するもの。

 

NECは、2010年3月に九州通にRFIDを活用した医薬品の温度トレーサビリティシステムを納入しており、2011年10月には九州通と電子ピッキングソリューションの中国での拡販で合意、既に中国各地へ納入している。

 

医薬品の倉庫管理は、冷温管理が必要な薬など、薬の種類に応じた管理が必要とされるが、九州通のWMSはさまざまな医薬品の倉庫管理に強みと実績がある。

 

NECのアジャイルMESゲートウェーは、倉庫で使用される端末のインタフェースをWMSに取り込むゲートウェイで、倉庫で複数の種類の端末を利用する際や、利用する端末に変更があった場合でも、新たに端末の画面やインタフェースを設計・構築する必要がなく、シノジャパンの@Hywayを搭載していることから、より高速・安全なインターネット経由の倉庫管理を実現できる。

 

3社の製品を組み合わせることで、倉庫での入庫・在庫・出庫の実績情報をリアルタイムでWMSへ効率的に送信し、在庫の削減、販売計画の柔軟な変更、モノと情報の完全一致が可能となり、端末の種類に合わせた画面やWMSとのインタフェースを個別に開発する必要がなくなるため、顧客のTCO削減につながるとしている。

 

NEC、シノジャパン、九州通の3社は、ソリューションの販売で密接に連携を図り、今後3年間で100システムの販売を目指す。また、NECとシノジャパンは、@Hywayを搭載したアジャイルMESゲートウェーの国内販売も行っている。

 

■問い合わせ先
NEC新事業推進本部
RFID事業推進部
シノジャパン
TEL:03-5408-8768
Eメール:nec-smartindustry@solution.jp.nec.com