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船主協会、多目的コンテナ船見学会で海運PR

2017年7月26日 (水)

イベント日本船主協会は25日、「海と日本プロジェクト」の一環として、NYKバルク・プロジェクト社協力のもと、21日に大黒埠頭(横浜市鶴見区)で多目的コンテナ船「Pacific IslanderII」の見学会を開催したと発表した。親子連れなど15人が参加した。

当日は、NYKバルクプロジェクト執行役員・小谷佳秀船長案内のもと、ブリッジや船長室、エンジンルームなどを見学した。貨物デッキでは自動車が左右10センチの幅で駐車される荷役の様子を目の当たりにし、「テレビでは見たことあるが、実際に見ると迫力が違う」などのコメントが寄せられた。

その後、キャビンで本船の概要や寄港地などの説明を受けた。船長室を経由してブリッジに移り、舵輪やレーダーといった機器を説明を受けたほか、ブリッジでは舵輪に触れたり、双眼鏡を覗き込んだりとそれぞれの時間を堪能した。

また、エンジンルームでは、メインエンジン・発電機などを制御するためのモニターやメーター類の説明を受け、参加者は普段目にすることのない本船の構造に興味を持たった様子だった。見学後のキャビンでは「どれくらいの荷物や燃料が積めるのか」「航海日数はどれぐらいか」といった船に関する質問から、「どのようにして船長になったのか」「酒は飲めるのか」と船員や生活面の質問まで飛び交い、海運や船員の理解が深まる見学会となった。

船主協会は、海と日本プロジェクトの一環として、会員企業・関係団体と連携し、商船や造船所の見学会などを「船ってサイコ~」と題して実施し、海運の重要性を広く認識してもらうため、広報活動に力をいれている。