ロジスティクスアルプス物流が27日発表した第1四半期(4-6月期)決算は、主力の電子部品物流事業で新拠点の開設費用などで減益となったものの、ほか部門でカバーし、全体では増収増益を確保した。
電子部品物流事業は、日本、中国、東アジア、アセアン、北米、欧州の全地域で売上高が拡大し、セグメント売上高は13.6%増加した。営業利益は新拠点の開設や新たなビジネス立上げなどの費用の発生もあり、5.2%の減益。
商品販売事業は調達と物流を一元化した電子デバイスの販売ビジネスが引き続き、海外顧客の車載関連の生産拡大に伴って売上を伸ばした。また、物流改善を意識した包装資材の提案営業も進め、全体では15.5%の増収、47.5%の増益となった。消費物流事業は取引の一部見直しもあり1.1%の減収となったが、生産性向上の取り組みも進み60.9%の増益だった。
■2018年3月期第1四半期連結決算(単位:百万円)
累計(百万円) | 前年同期比 | 対売上高利益率 |
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売上高 | 25,695 | 10.1% | |
営業利益 | 1,224 | 8.7% | 4.8% |
経常利益 | 1,188 | 11.8% | 4.6% |
当期利益 | 665 | 12.7% | 2.6% |