ロジスティクス山九が28日に発表した2018年3月期第1四半期(4-6月期)決算は、物流事業が好調に推移したほか、機工事業も増益を確保し、営業利益が14%増加した。
物流セグメントは、港湾事業のコンテナ取扱量が一部航路休止の影響があったものの全体では堅調に推移した。国際物流事業では海外向け設備輸出関連案件や東南アジア・東アジアでの貨物取扱量が増加、3PL事業では、前第2四半期会計期間途中から開始した店舗向け配送業務の収益の年度当初からの寄与もあり、全体では4.9%の増収、営業利益は56.8%の増益だった。
機工セグメントでは、設備工事関連が海外での工事量が減少、保全作業は国内の製造業構内の製造基盤整備・効率化対策工事の受注拡大や南米での構内整備作業の増加があったほか、コスト面では工法改善、要員の流動化・原価管理の徹底に取り組み、機工事業全体では0.7%の減収ながら営業利益は4.5%の増益を確保した。
通期予想に対する進捗は、売上高25.2%、営業利益28.4%、経常利益28.9%と堅調に推移している。
■2018年3月期第1四半期(単位:百万円)
累計(百万円) | 前年同期比 | 対売上高利益率 |
|
売上高 | 127,426 | 1.6% | |
営業利益 | 7,232 | 14.0% | 5.7% |
経常利益 | 7,427 | 21.6% | 5.8% |
当期利益 | 5,178 | 25.5% | 4.1% |