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UPSの4-6月期売上高7%増の157億ドル

2017年7月28日 (金)

ロジスティクスUPSが28日発表した4-6月期決算によると、売上高は全ての事業部門と主要サービス分野で増収となり、前年同期比7.7%増の157億5000万ドル(1兆7513億円)となった。

営業利益は、米国国内小口貨物部門とサプライチェーン・フレート部門の好調な業績にけん引され、8.7%増の22億3000万ドル(2479億円)となった。

米国国内小口貨物部門は、Eコマース関連の旺盛な需要の恩恵を受け、航空・陸上輸送サービスの取扱個数が増加。97億4500万ドル(1兆835億円)で8.1%増えた。

貨物1個あたりの売上高は、基本料金改定とフューエル・サーチャージの前年同期比での増加の恩恵を受けて全てのサービスで着実に増加し、全体では3%の増加。営業利益は13%増加し、営業利益率は60ベーシスポイント上昇の14.3%となった。

国際小口貨物部門の売上高は、クロスボーダー輸送への需要拡大を受けて堅調に改善。31億6300万ドル(3516億円)で2.8%増、為替変動の影響を除いたベースでは8.3%増加した。営業利益率は18.4%で、営業利益は5億8300万ドル(うち1億1400万ドルは予想されていた為替変動の影響による)だった。

サプライチェーン・フレート部門は、フレートフォワーディング事業とUPS Freight事業(北米の陸上混載・貸切輸送サービス)では、非小売市場で経済環境が引き続き改善し、取扱重量が増え売上高が増加。小売業界の在庫積み増しと航空セクターの業績改善がディストリビューション事業の業績を押し上げた。コヨーテ・ロジスティクス社は引き続き市場シェアを拡大しており、2桁台の増益率を記録した。