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環境省、全国68港湾でヒアリ調査開始

2017年7月28日 (金)

行政・団体環境省は28日、中国、台湾からの定期コンテナ航路を持つ68港湾でヒアリの調査を8月から段階的に実施すると発表した。

ヒアリは、6月8日に兵庫県尼崎市で初確認されて以来、現在までに10事例が報告されている。ヒアリの侵入状況をモニタリングするため、中国、台湾、フィリピン、マレーシア、オーストラリア、ニュージーランド、北米、カリブ、中米、南米からの定期コンテナ航路を持つ68港湾を対象に、調査を行う。

初回の調査として、専門業者による目視調査・モニタリングトラップ(粘着トラップなど)の設置による調査を行い、港湾管理者による目視調査、粘着トラップの設置による調査を2回実施する。

すでにヒアリが確認されている港湾や中国からの輸入コンテナ貨物量が多い港湾(神戸港、名古屋港、大阪港、東京港、横浜港、博多港、北九州港)については、トラップの数を増やすなど重点的な調査を行う。ヒアリが発見された場合には、殺虫処分を行うなど緊急的な防除を実施する。

8月2日に横浜港から開始し、上旬から下旬にかけてほかの67港湾で実施。2回目の調査は9月上旬、3回目の調査は10月上旬に開始する。

また、ヒアリ確認地点の周辺2キロ程度に規模を拡大した調査を7月31日から段階的に実施する。初回の調査は、神戸市で開始し、その後8月上旬から中旬にかけてそのほかの調査対象地で行う。2回目の調査は8月下旬から開始する。

対象地域は兵庫県(神戸市・尼崎市)、愛知県(弥富市、飛島村・春日井市)、大阪市、東京都品川区、千葉県君津市、横浜市、福岡市、北九州市、大分県中津市となっている。