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山九、沖データの物流コスト削減事例公開

2017年7月31日 (月)

調査・データ山九はこのほど、自社サイト上で沖データの在庫管理を見直し、保守・運用コストを圧縮した物流コスト削減事例を公開した。

事例によると、沖データは国内販売品の9割を中国・タイから輸入し、東京港から福島と群馬の倉庫へ輸送・保管していたが、製品の納入先は関東以西が7割以上を占めていることから、輸送面でのコストとリードタイム大きな課題があった。

また、ピーク時の出荷件数は通常時の2倍にも増え、外部倉庫を利用することで追加保管料が発生、当時の倉庫管理システムでは処理能力が低く、このピーク時のボリュームに対応できないために運用保守コストが膨らんでいた。

さらに、在庫管理の点で物量の変化に限らず固定人員を配置していたことで、ランニングコストが発生。作業量の変化に合わせて人員を調整すべきところ、上手く機能せず福島と群馬の倉庫分散が無駄になっていたという。

そこで、山九は99.9%の製品の保管を山九首都圏DCに変更。全体の輸送距離を短縮しつつ輸送費を削減できるよう変更した結果、関西以西の顧客への配送期間を短縮し、物流品質も高めた。

このほか、事例では在庫管理費の削減、管理機能の向上、運用保守管理費の削減、倉庫処理能力の向上といった対策と結果の詳細をリポートしている。

■事例
http://www.sankyu.co.jp/business/logistics_01.html