ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

オリエンタル酵母工業、インドにイースト工場建設

2017年8月1日 (火)

拠点・施設日清製粉グループのオリエンタル酵母工業は、インド子会社を通じ、同国マハラーシュトラ州プネ市近郊にイースト工場を建設する。157億円を投じ、2020年夏頃をメドに生イーストベースで日産100トンの工場を立ち上げる。

オリエンタル酵母工業は2012年に同州ムンバイ市で子会社を設立し、ジェネリック医薬品などの世界的な製造拠点となりつつあるインドに進出を果たした。その後、バイオ事業では診断薬原料や医薬品原体製造用原料を、食品事業では巨大な人口と著しい経済成長の中、パン品質改良剤などのベーカリー顧客向け原材料の市場開拓を進めてきた。

インドではパン市場が目覚ましい成長を遂げており、パン用イーストの需要が高まっているほか、パン用イーストの原料となる糖蜜の生産量も世界2位と豊富で、原料調達の点でもイースト製造に適した立地となっていることから、向上を建設してインド市場でイースト事業に参入することにした。

プネ市はインドの金融・経済の中心地となっているムンバイ市から170キロ南に位置し、人口規模は同国8位。日系など多くの外資企業が生産拠点を持つことでも知られている。

■イースト新工場の概要
工場所在地:インド・マハラーシュトラ州サタラ県ケスルディ工業団地
生産能力:日産100トン(生イーストベース)
完工時期:2020年夏頃
総投資額:87億3000万ルピー(157億円、1ルピーは1.80円で換算)