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6月の原油輸入量1割減、石油統計速報

2017年8月2日 (水)

調査・データ資源エネルギー庁がこのほど発表した6月の石油統計速報によると、原油輸入量は1339万キロリットル(kl)で、前年同月比10.4%減となった。2か月連続で減少した。

輸入量はサウジアラビア(467万kl、3.4%減)、アラブ首長国連邦(352万kl、10.8%減)、ロシア(135万kl、83.8%増)、カタール(113万kl、22.6%減)、クウェート(110万kl、37.9%増)――の順で多かった。

同月の中東依存度は84.6%で、前年同月に比べて5.1ポイント減と3か月連続で前年を下回った。

燃料油の生産は1263万kl(4.9%減)と5か月連続で前年を下回った。油種別では、ガソリン、灯油、軽油は前年同月を上回ったが、ナフサ、ジェット燃料、A・B・C重油は前年同月を下回った。

燃料油の輸入は259万kl(33.5%増)で5か月連続の増加。輸出は236万kl(9.5%減)で5か月連続で減少した。

国内販売は1286万kl(0.7%減、)。油種別にみると、ナフサ、灯油、軽油、A重油は前年を上回ったものの、ガソリン、ジェット灯油、軽油、B・C重油は減った。在庫は939万kl(0.8%増)で23か月ぶりに前年を上った。ガソリン、ナフサ、ジェット燃料燃料、A重油は増加したが、灯油、軽油、B・C重油は増減少した。