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7月の運輸・倉庫業の景況感2P改善、TDB調べ

2017年8月4日 (金)

調査・データ帝国データバンク(TDB)が3日発表した7月の景気動向調査結果によると、運輸・倉庫業の景況感(景気DI)は前月から2ポイント改善し47.7となった。

6月は「物流大手企業の働き方改革や適正料金収受の動きが、我々中小企業にも影響している(一般貨物自動車運送)、「猛暑で飲料関係が忙しい」(一般貨物自動車運送)、夏季に入り空調設備・白物家電への個人消費の意欲が微増しており増収に繋がっている」(一般貨物自動車運送)、「取引先の業績が好調」(冷蔵倉庫)との声が聞かれたが、「倉庫の増加によるパイの取り合いが起こっている」(普通倉庫)との声もあった。

先行きについては、「引き続き航空機製造分野で停滞感が続く見込み」(運輸に付帯するサービス)「、人件費の上昇傾向を吸収できるかどうか分からない」(一般貨物自動車運送)との意見があったが、「年末や年度末の繁忙に加え、東京都(オリンピックや豊洲移転など)関連の建設が本格化する」(一般貨物自動車運送)、「東京五輪関連需要が出始めている」(一般貨物自動車運送)、「2018年6月から、途絶えていたフェリー航路が新たに開設するため、地域や関連業種には明るい話題となっている」(普通倉庫)と期待感を示す声もあった。