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住友大阪セメ・デンカ、物流合理化会社の設立合意

2017年8月8日 (火)

M&A住友大阪セメントとデンカは8日、物流の合理化に取り組む共同出資会社を設立することで合意した、と発表した。

両社はセメント事業の一部分野で1998年から業務提携を行っているが、同事業の競争力強化には「効率的な経営資源投入とコスト削減を実施するためのさらなる業務提携の深化が必要」との認識で一致した。

この合意に基づき、住友大阪セメントが60%、デンカが40%を出資する物流合理化会社「エスオーシーデンカ」を設立し、セメント出荷基地(サービスステーション)の統廃合と共同利用化、セメント専用船の高効率化に取り組む。

中部地方以東で重複する両社のサービスステーションを統廃合し、設備維持・更新投資に関連する固定費を削減するほか、存続するサービスステーションを共同利用するための物流合理化会社を立ち上げ、4月1日から事業を開始する。

併せて、住友大阪セメントがデンカのセメント専用船契約を引き継ぎ、デンカのセメント、炭カル、石炭灰を含む効率的な配船を行うことで、安定供給とコスト削減につなげる。