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センコーGHD・1Q、既存顧客の物量減で7.9%営業減益

2017年8月10日 (木)

財務・人事センコーグループホールディングスが9日発表した2018年3月期第1四半期(4-6月)決算は、日本マリン、栄吉海運を連結子会社にしたことで8.4%の増収、営業利益は既存顧客の物量減少や燃料価格の上昇などで7.9%の減益となった。

国内では、4月にJX金属グループの海上輸送を手掛ける日本マリン、栄吉海運をグループに加え、海運事業の拡大を進めた。また、同月に三重地区の物流機能強化を目的に「四日市第2PDセンター」(三重県四日市市)を、6月には大手ドラッグストア向け業務を行う「嵐山物流センター」(埼玉県嵐山町)をそれぞれ稼働した。

一方、海外は、4月にシンガポールを拠点に国際航空・海上輸送事業などを営む「スカイリフトコンソリデーター」をグループ会社化。今後、ASEANを中心に物流ネットワークの拡充と営業基盤の強化を図る。

ベトナムでは、昨年設立した現地法人がホーチミン近郊で日系企業のフォワーディング業務を5月から本格的に開始するとともに、今年度の稼働を目指して韓国・釜山、ベトナム・ハノイ近郊で、物流センターの建設を進めている。さらに、商事・貿易事業を行っているスマイル社が4月にベトナムで現地法人を設立するなど、海外事業の強化・拡大に取り組んでいる。

通期業績予想に対する進捗は、売上高22%、営業利益21.3%、経常利益21.6%と下ブレで推移。

■2018年3月期第1四半期

 
累計(百万円)
前年同期比
対売上高利益率
売上高
119,6058.4%
営業利益
3,830-7.9%3.2%
経常利益
3,954-2.3%3.3%
当期利益
1,901-9.3%1.6%