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高山・松本間で貨客混載の手ぶら観光実験

2017年8月23日 (水)

話題中部運輸局と北陸信越運輸局は23日、訪日外国人旅行者の利便性向上によって快適な観光環境を定着させるため、観光地の高山・松本間で手ぶら観光サービスの実証実験を行うと発表した。

高山・松本間には、高山の古い町並み・上高地・乗鞍・新穂高・松本城など、外国人旅行者などに人気のある観光地が多く存在し、旅行者は両都市間を結ぶ高速バスを利用して、途中、上高地や乗鞍、新穂高などを訪れるケースが多い。

しかし、手荷物預かり所やコインロッカーが不足しているため、バスを下車するたびに大きな荷物を持って移動することが大きな負担となっているとして、高速バスを利用した貨客混載の効率的な輸送体系を構築する。

これまで翌日配送となっていた高山・松本間の手荷物の当日配送が可能となるため、今後はほかの地域や区間へのサービス導入や、宿泊施設間配送、バスターミナルや手ぶら観光カウンターでの取り扱い――を視野に検討を進める。

実験期間は8月28日から11月15日までの80日間を予定し、荷物配送は佐川急便が、乗合バスはアルピコ交通と濃飛乗合自動車が受け持つ。

(出所:中部運輸局、北陸信越運輸局)