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伊藤忠、欧州ラズベリーサプライヤーの株式追加取得

2017年8月25日 (金)

M&A伊藤忠商事は25日、ドール・アジア・ホールディングスを通じてセルビアのマスターフルーツ社の株式を追加取得し、欧州向け個別急速冷凍商品(IQF、冷凍果実)の取引を拡大すると発表した。

ドール・アジアのパイン缶詰、フルーツボウルなどの加工食品事業は、北米向けには安定的な収益基盤が整っているが、今後の成長のためには欧州・アジア市場でビジネスを拡大するスピードの加速が求められている。

北米市場ではこれまでも冷凍果実の製造・販売に取り組んできたが、同程度の冷凍果実市場規模を持つ欧州で販路を拡大するため、欧州市場最大の冷凍果実商材であるラズベリーの供給拠点を確保する必要があると判断。主要生産国のセルビアで大手サプライヤーであるマスターフルーツ社への出資比率を15%から49%に引き上げる。