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インドネシアでメルセデス・ベンツトラックの生産開始

2017年8月29日 (火)

荷主三菱ふそうトラック・バスは29日、ダイムラー・インディア・コマーシャル・ビークルズ社との協業で運営するダイムラー・トラック・アジアが、メルセデス・ベンツの大型トラック生産をインドネシア西ジャワ州のワナヘラン工場で開始する、と発表した。

▲式典の様子(写真左から)ダイムラー・コマーシャル・ビークルズ・インドネシア社長マーカス・フィリンガー氏、インドネシア 経済調整省次官エディ・プトラ・イラワディ次官、ティム・グリーガー生産本部長

販売はダイムラー社傘下のメルセデス・ベンツ・ディストリビューション・インドネシアを通じて行う。

三菱ふそうはインドネシア市場で46%以上のシェアを持つが、メルセデス・ベンツの大型トラックを生産することで、製品群を拡充する。

ダイムラー・トラック・アジアは川崎工場(神奈川県川崎市)とオラガダム工場(インド、チェンナイ)の2か所の生産拠点で、FUSO、バーラト・ベンツ、メルセデス・ベンツのブランドを製造し、国内外に提供している。

大型トラック「Axor」(アクサー)は、最新設備を備えたダイムラー・インディア・コマーシャル・ビークルズのオラガダム工場で生産するKD(ノックダウン)キットを、西ジャワ州ボゴールのメルセデス・ベンツワナヘラン工場に仕入れ、組み立てる。

同市場では、1970年にFUSOブランドが市場参入し、翌年に販売を開始して以来、46年にわたって小型トラック部門でトップシェアを獲得している。3月には小型トラック「コルトディーゼル」が75年の販売以来、累計100万台を達成した。