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郵船ロジ、日本産梨のベトナム向け海上・航空輸送手配

2017年9月1日 (金)

ロジスティクス郵船ロジスティクスは1日、ことしからベトナム向け輸出が解禁された日本産梨の海上・航空輸送を手配したと発表した。

2007年にベトナムで植物検疫法が制定されて以降、日本の生果実をベトナム向けに輸出は規制されていたが、農林水産省とベトナム当局で協議を重ねた結果、15年9月のりんごの輸出解禁に続いて日本産梨の輸出も17年1月に解禁された。出荷する際には、植物防疫所の登録を受けた生産園地で栽培され、植物検疫の承認を受けるのが条件となっている。

同社は8月中旬に茨城県産と福島県産の「幸水」をベトナム国内の量販店、百貨店向けに、海上・航空輸送を手配。航空輸送は保冷梱包を施し、海上輸送はリーファーコンテナを活用、鮮度を保持したまま輸送する。日本産梨の「旬」である10月頃まで、さまざまな品種をベトナムに輸出する。

同社は日本の農産物輸出への取り組みを積極化しており、昨年は「青果物のマレーシア向けのCA輸送試験計画」が農林水産省の支援事業に認定され、輸送実験を実施。17年6月には、温度管理を必要とする商品の多様な輸送形態に活用できるDNP多機能断熱ボックスを用い、定温輸送ソリューションの提供を開始した。