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16年の名古屋港総取扱貨物量2.4%減少

2017年9月5日 (火)

調査・データ名古屋港管理組合が5日公表した2016年通年の名古屋港統計速報によると、入港船舶は3万2954隻で前年に比べ1.1%減少したが、総トン数は2億3840万トンで1.6%増加した。総取扱貨物量は1億9326万トンで2.4%減少した。

入航船舶のうち、外航船舶は、入港隻数が8093で1.1%増、総トン数が2億22万トンで2.6%増加だった。全体の5割以上を占めるコンテナ船でも入港隻数は4078隻(1.7%増)、総トン数は9458万トン(1%増)と入港隻数、総トン数ともに前年実績を上回った。一方、内航船舶は、入港隻数が2万4861隻(1.8%減)、総トン数が3819万トン(3.3%減)と前年実績を下回った。

海上輸出貨物のうち外貿貨物は、輸出が5271万トンで4.6%減少、輸入が7576万トンで前年並みとなった。取扱貨物の上位品種には、完成自動車、自動車部品、産業機械が上がり、特に完成自動車、自動車部品の上位2品種で輸出全体の7割近くを占めている。国・地域別では1位中国664万トン 、2位アラブ首長国427万トン、3位米国420万トン 、4位オマーン265万トン 、5位オーストラリア259万トンとなった。

輸入は7576万トンと前年並み。取扱貨物上位には、LNG(液化天然ガス)、鉄鉱石、原油、石炭といった天然資源が上がり、輸入全体の半分以上を占める。国・地域別では、1位オーストラリア1572万トン、2位中国1137万トン、3位カタール690万トン、4位サウジアラビア492万トン 、5位米国461万トンとなった。

内貿貨物は、移出が3409万トンで3.2%減。上位には完成自動車、石油製品、鉄鋼、 鋼材、重油が占めた。移入は3069万トンで3.4%減少した。完成自動車、鋼材、 石油製品、化学薬品、セメントが上位に上がった。

外貿コンテナ貨物は4716万トンで0.7%増加、コンテナ個数は249万TEUで1%増となった。輸出入別で見ると、輸出は2318万トン(1.6%増) 、輸入は2398万トン(0.2%減)と輸出は前年実績を上回ったが、輸入は下回った。

品種別では、輸出は自動車部品、産業機械、完成自動車、その他化学工業品、ゴム製品が上位を、輸入は衣服・身廻品・はきもの、自動車部品、輸送用容器、家具装備品、電気機械が上位をそれぞれ占めた。国・地域別では、輸出は1位中国543万トン、2位米国326万トン 、3位タイ163万トン、4位中国(香港)102万トン 、5位台湾100万トンとなった。輸入は、1位中国1045万トン、2位米国176万トン 、3位タイ143万トン、4位ベトナム135万トン、5位中国(香港)126万トンだった。