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ASEAN低環境負荷船普及戦略の検討スタート、日本が支援

2017年9月8日 (金)

国際国土交通省は、2018年度中をメドにASEANにおける低環境負荷船の普及戦略「ASEANグリーンシップ戦略」の原案のとりまとめを目指し、6日にマレーシア・クアラルンプールで開催した実務者会合で戦略の骨子にほぼ合意した。

東南アジア10か国が加盟するASEANでは今後、域内の海上輸送量の増大が見込まれているが、輸送量の増大や船舶の老朽化でCO2排出量の増加が懸念されることから、低環境負荷船への代替や適切なメンテナンスでCO2排出量を抑制するASEANグリーンシップ戦略の策定が15年のクアラルンプール交通戦略計画(KLTSP)に盛り込まれた。

ASEANグリーンシップ戦略は低環境負荷船を効果的に普及させるための方策をとりまとめるものとなっており、昨年11月に開催された日ASEAN交通大臣会合で、戦略の策定を日本が支援するプロジェクトを承認。国土交通省が日本の造船業・舶用工業の高い技術力を活かし、実務者会合を開催して戦略の策定を支援することにしている。