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ZMPと凸版印刷が共同開発

物流支援ロボット×RFIDで無人棚卸を実現

2017年9月12日 (火)

▲自律走行する先導ロボット「RoboCar 1/10」に追従するキャリロ

サービス・商品ZMP(東京都文京区)は12日、物流支援ロボット「CarriRo」(キャリロ)」と、自動運転制御開発車両プラットフォーム(RoboCarプラットフォーム)を連携させ、倉庫や工場内で無人での隊列搬送を実現する取り組みを開始したと発表した。

RoboCarプラットフォームは、実車10分の1スケールロボットカー「RoboCar 1/10」や研究開発用移動台車プラットフォーム「POWER WHEEL II」のように、センサーを搭載することで、周辺環境を計測してマッピングや自己位置推定が可能になり、自律で走行することが可能。またキャリロは付属のビーコンを検知して追従する「カルガモモード」という機能を搭載している。

この2つの機能を組み合わせることにより、自律走行するRoboCarプラットフォームをキャリロが自動追従し、一度に複数台での無人隊列走行が可能になる。

今回、ZMPはこの取り組みの第一弾として、凸版印刷と共同で開発中の、RFIDを組み合わせた無人棚卸ソリューションを公開。このソリューションは、電波を外向きに照射するRFIDリーダを搭載したキャリロが無人で走行し、周囲にある商品に貼付されたRFIDを読み取り、読み取った実棚情報を物品管理システムに返す。これにより棚卸作業の効率化、省人化を実現する。