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8月のJR貨物、コンテナ取扱量5.2%増加

2017年9月14日 (木)

調査・データ日本貨物鉄道(JR貨物)が13日発表した8月の輸送動向によると、取扱貨物量はコンテナと車扱合わせて前年同期に比べ2.7%増えたことがわかった。

8月は台風5号の接近や静岡地区大雨の影響により、全体で高速貨物133本、専用貨物8本が運休となった(前年は、高速貨物376本、専用貨物が運休)。

コンテナは、ドライバー不足を背景に鉄道へのシフトが進んでいる積合せ貨物(11%増)が、関東・東海・関西発九州向けを中心に好調となったほか、国内自動車販売台数が増加していることから自動車部品(27.7%増)も堅調に推移した。

農産品・青果物(3.7%増)は、北海道地区からの今年度産の生野菜・玉葱・馬鈴薯の出荷が旺盛となり前年を上回り、エコ関連物資(0.9%増)では関東内・北海道内での建設発生土輸送が順調に推移するなど、前年よりも比較的災害が少なかったことにも助けられ、すべての品目で前年を上回った。コンテナ全体では5.2%増加。

一方、車扱は石油(1.9%増)が配送圏の見直しに伴い鉄道へのシフトが進んだことから、前年を上回ったが、セメント・石灰石(21.4%減)は需要減少により大幅な減送となったため、車扱全体では3.2%減となった。